失われた「売り上げ」を探せ!商売繁盛の大冒険。其の弐。

こんにちわ、まさやんです。

 

前回の続きです。

商品をどう売るかについて
述べています。

 

それでは、どうぞ。

 


「商品をいかに売るか」と考える限り、あなたは売れない

~途中省略~

 

多くの方は
「この商品をどう売ったらいいんだろう」
「今どの商品を売ったらいいんだろう」
と考えがちですが、

お客から見れば
そういう思考ではないわけですね。

なぜならお客がお店に行くのは
「事件や冒険に加わるということ」、

商品を買うのは
「楽しみのため、生活に別の次元を加えてくれる
経験に参加するため」だからです。

 

例えば、あるメーカーさんからこんな相談がある。

「うちの商品はこれこれこういうものなんですが、
先生、どのようにしたらもっとよく売れるのでしょうか」って。

~途中省略~

「この商品をどのように売るか」
「どうしたらこの商品がもっと売れるだろうか」

「どうしたらこのサービスがもっと売れるだろうか」
「どうしたらわが社の製品がもっと売れるだろうか」
と考えること自体が、

すでに答えの出ない道を歩いている。

魔力にかけられている。

すると先ほどの「花びんの絵」と一緒で、
脳はそのように見て、考えてしまうクセがついてしまう。

先ほども書きましたが、わたしのところにくる相談の多くが、
「どうしたらこの商品がもっと売れるか」というものです。

繰り返しますが、
これは大変な間違いです。

なぜか?それは
「商品を買いたい人」はこの世にいない
からです。

 

「でもウチの商品は売れているよ」って、
それは、商品が売れているんじゃないんですね。

商品を買いたい人はいない。

いないのに、
「この商品をいかに売るか」と考えても、
まったくズレてしまう。

 

そして、このように考え始めた途端に、
そのようにしか世界が見えなくなるし、

そのようにしか発想できなくなるから、
それは完全に発想が間違ってしまう。

 

先ほどの、「黄色い財布」と
「ブレスレット」の話を思い出してください。

あれを買ったお客にとって、
「財布」か「ブレスレット」かは、
このさいどうでもいいことなわけです。

 

買う商品は何でもいいです。

彼らが買ったものは
「財布」や「ブレスレット」ではない。

「お金がふってわいてくる方法」です。

 

くどいようですが、
「花びん」を顔として見た途端に、

今度は「花びん」とは
見えなくなったでしょう。

↓「花びん」にも「顔」にも見える絵

 

「花びんの絵」と「顔の絵」とは、
同時に見えないんです。

脳というのは。

 

ですから
「この商品をいかに売るか」と考えた途端に、

その脳の回路だけが動きますから、
その方向でしか発想できない。

その方向でしかお客の動きが捉えられない。
その方向でしか世界が見えないんです。

 

これは全く危険な状態。

なぜならば、
「商品を買いたい人」は世の中にいないわけだから、
どんどんズレていくわけです。

「商品を買いたい人」はこの世にいないとは
どういうことか?

 

この問いに対する答えの前に、
あなたの理解をより深めていただくために、
もう少し話を続けましょう。

 


 

以上です。

 

商品を買いたい人は
この世にいないということは
どういうこと?

また次回・・。

 

 

 

著書名:失われた「売り上げ」を探せ!商売繁盛の大冒険
著者名:小阪 裕司
出版元:フォレスト出版

より一部抜粋しました。