こんにちわ、まさやんです。
会話するのは苦手だなあ・・、
退屈な話をする相手ならなおさら。
顔を引きつらせながら
笑顔を作るのも疲れちゃうし、
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
そんな場合・で・も
相手が喜ぶ方法があるんです。
ご紹介します。
それでは、どうぞ。
■“倒置法”で、驚きを強調する
たとえ退屈な話でも、
まったく陳腐な話であっても、
「すごいですね」とか
「それは初めて聞きました」
などと迎合してあげると、
相手は喜ぶ。
自分の話が相手の驚きを
引き出せるというのは、
自尊心をくすぐるからだ。
単純に迎合してあげるだけでも、
それなりに効果をあげられるのだが、
さらにその”驚き”を強調してあげると、
なおさら相手は喜んでくれる。
「俺の話で、そんなに喜んでくれるのか」
「そんなに楽しんでくれたのか!」
と思ってくれるからだ。
そこまいければ、
あなたの「人たらし」も本物である。
相手にこちらの驚きを強調して
アピールする戦略がある。
その一つが”倒置法”を使うことだ。
”倒置法”には、自分の感情を倍加して
アピールする働きがある。
つまり、倒置法を使えば、
喜びも、悲しみも、驚きも、
強調して伝えることが出来るのである。
いくつかの例を挙げるので、
効果の違いを比較してほしい。
「ホントに、興味深いお話をうかがいました。」
↓
「興味深いお話でした、ホントに!」
「もっとお話を聞かせてください」
↓
「聞かせてください、そのお話を、もっと!」
「実際に、そういうことがあるんですね」
↓
「あるんですね、実際に、そういうことが!」
「聞いているわけで、ワクワクするようなお話です」
↓
「ワクワクするようなお話ですよ、聞いているだけで!」
いくらでも例は挙げられると思うのだが、
この辺でやめておこう。
ようするに、自分でビックリしていることを伝えるために、
文法をめちゃめちゃにしてしゃべればいいのである。
文法がめちゃめちゃになっているということが、
あなたの驚きに真実性を与える。
きちんとした文法でしゃべっていると、
あなたが、”興奮状態”にあることがうまく伝わらないのだ。
さらに効果を高めたいのなら、
倒置法を使って驚きの声をあげると同時に、
両眉を上に押し上げるようなしぐさを
追加すればすればよいだろう。
(これは「アイブロウ・フラッシュ」と呼ばれる)
私たちは本当に驚いたときに、
目を見開いて、
両眉を上に上げる。
そういう表情を意図的に作ることで、
あなたの「驚きぶり」が本物であるかのように
相手に伝わるはずだ。
驚きの表情も作らずに、
しかも普通の文法で、
「その話をもっとお聞かせください」
などとやっても,相手にはあなたのウソがばれてしまう。
「こいつは、私に迎合するつもりで、
そんなことを言っているんだな」
というウソがばれるのだ。
筆者は一応、
心理学の専門家ということもあって、
「先生、その話をもう
少し詳しく聞かせてください」
と促されることも多いのだが、
迎合するためにそういう質問をしているのか、
本気でこちらの話を聞きたいかは、
すぐに分かる。
こちらの話に心から興味関心のある人なら、
自然と驚きと会話の文法がめちゃくちゃになり、
しかも目を大きく見開いて、
両眉が上に上がるからだ。
相手にしゃべらせるときには、
倒置法を使って簡単の発言をする一方で、
目を出来るだけ大きく見開きながら、
両眉を上に持ち上げた表情で迫るのがポイントである。
ここまですれば、
あなたが意図的に迎合しようとしているのが
偽装できるのだ。
以上です。
倒置法はシンプルですね~。
使い勝手もよさそうです。
試してみる価値ありですよ。
それでは、また次回。
引用先
著書名:「人たらし」のブラック心理術
著者:内藤 誼人
出版元:だいわ文庫
より一部抜粋