こんにちわ、まさやんです。
前回の続きですね。
それでは、どうぞ。
人は失敗するたびに何かを学ぶ。
なかには貴重な教訓を学ぶ失敗もある。
1回目の公認会計士試験に落ちたことは、
過去25年間私の脳裏から去らなかった。
その教訓は何か?
努力しなければならないということである。
ほかに方法がないからである。
精一杯の努力をすれば、
たいていのことはかなえられる。
しかし競争に勝つのは
必ずしも動きの速い人ではない。
勝つのは過去の競争から学んで、
その教訓を活かす人である。
人は成功者のいまの姿だけを見がちである。
彼らの長年の努力、失敗、欲求不満、
そしてこれまでに遭遇し、
克服してきた
多くの困難は目に入らない。
前途に目標が見えれば、人は常に、
それに近づこうとする。
だから、君が自分に定める目標は
決定的な重要性を持つ。
~中略~
君は高校で、
級長の一人に選ばれる名誉を得た。
バスケットボールの第二チームの
主将だった。
三回の膝の手術にもめげず、
三年間フットボールを続けた。
高校の軍事教練隊の
隊長でもあった。
君には指導者としての資質が
そろっている。
それは誰の眼にも明らかである。
考えてごらん。
君は私が君の年齢でしたことよりも、
はるかに多くのことを成し遂げている。
この先それが変わるというのか。
道徳心、熱意、勤勉さ、
そして責任感は、
君は毎日、
日常の出来事の中で
保たなければならない。
他人との交わりのなかで
君がどのように身を処するかは
君の道徳心を試す。
フットボールのフィールドで、
あるいはバスケットボールのコートでの
君の活躍は、
君がどのような熱意の持ち主であるかを示す。
君が勉強に注ぎ込む時間とその間の集中度は
君の勤勉さ、あるいはその欠如を証明する。
日常生活の中でどんなことをするときにも
このことを念頭において欲しい。
そして、
「これは責任ある態度だろうか?」と
自分に問いかけて欲しい。
結局は、どれだけの責任を果たせるかが、
君の成功の程度を決定するからである。
君はすでに多くの事を達成した。
誰が見ても,
確かな足取りで昇っていく
有望な若者である。
考えてごらん。
君は既に立派に始めたことを
終わらせるだけでいい。
続けてもらうことを待っている
成功を続けるだけでいい。
親父だって?
かなわないだって?
いずれ君は親父を振り回すようになる!
—————君の応援団長より
以上です。
こんな感じで
上司から励まされたいものですね。
まあ、無理かな・・・。
引用先
著書名:ビジネスマンの父より息子への30通の手紙
著者:キングスレイ・ウォード
訳:城山 三郎
出版元:新潮文庫
より一部抜粋