人を動かす秘訣は、この世にただ一つしかない。(前回よりの続き)

こんにちわ、まさやんです。

前回よりの続きです。

精神異常の原因は何ぞや?ですが、
本文を読んでみると

”事実精神病者の約半数は
脳組織障害、アルコール、毒素、外傷、
などの身体的要因によるものだが、

あとの半数は、
恐ろしい話だが、

その脳細胞には
なんら組織的な欠陥が
認められないという。

死体を解剖して、
脳組織を最優秀の顕微鏡で調べて見ても、
常人と少しも変わっていないそうである。”

 

ということは
どういうことなんだろう?

やっぱり何かあるんかいな、
と考えてしまいますよねえ・・。

それでは、さっそく前回の続きを
始めます。

それではどうぞ。

 

 

”わたしは、かってこのことを、
ある一流の精神病院の院長に
問いただしてみた。

この院長は、精神病の最高権威者と
認められている人物だが、

その人が

「正直なところ、そういう人間が、
なぜ精神に異常をきたすのか、
わたしにもわからない。」

と言っていた。

確かなことは、
誰も知らないのだ。

しかし、現実の世界では満たされない
自己の重要感を得るために、

狂人になる人が大勢いることは確かだと、
この院長は言う。

それについて、
次のような話を聞かせてくれた。

「今、私の手元に
結婚に失敗した患者が一人いる。

女性の患者だが、彼女は、
愛情、性の満足、子供、社会的地位、
などを期待して結婚生活に入った。

ところが、現実は、
彼女の希望を無残にも踏みにじった。

夫は彼女を愛してくれない。

食事も共にしようとはせず、
自分の食事だけ二階の自室へ運ばせる。

子供も生まれないし、
地位も思わしくない。

彼女は精神に異常をきたした。

そして、狂気の世界で、
彼女は夫と離婚し、
旧姓を名のるようになった。

今では、イギリスの貴族と
結婚していると信じており、

スミス侯爵夫人と呼んでもらわねば
承知しない。

また子供については、
彼女は赤ん坊を毎晩産んでいると
思い込んでいる。

私が診察するたびに、
彼女は昨夜赤ちゃんが生まれたと
報告する。」

彼女の夢を託した船はことごとく、
現実と言う暗礁に乗り上げて、
こなごなに打ち砕かれてしまったが、

今や、彼女は、狂気という輝かしい
空想の世界にあり、

彼女を乗せた船は、順風を帆に受けて
次々と港に安着しているのだ。

自己の重要感を渇望する余りに、
狂気の世界に世界にまで入って

それを満たそうというものも、
世の中に入るのだ。

だとすると、われわれが正気の世界で
この望みを満たしてやることにすれば、
どんな奇跡でも起こすことが出来るはずではないか。

 

人間は例外なく
他人から評価を受けたいと強く望んでいるのだ。

この事実を決して忘れてはいけない。

深い思いやりから出る感謝の言葉を
ふりまきながら日々を過ごす。

これが友を作り、
人を動かす秘訣である。”

以上です。

自己重要感ですね・・。

はたして、
自分が大切に思われているのか。
職場でも家庭でも。

常に考えてしまう方もいるかもしれません。

スタッフの入れ代わりが激しい職場で
スタッフがモチベーションが上がる
言葉があるようです。

上司曰く、

「君が辞めないためには、
僕はどうしたらいいか、教えてくれないか。」

 

人を動かす原則その2
率直で、誠実な評価を与える。

 

それでは失礼致します。

 

引用先:
著書名「人を動かす」
著者:デール・カーネギー、
翻訳:山口 博
出版元:創元社

PART1 人を動かす三原則
重要感を持たせる
より一部抜粋