お客がモノを買ってしまう心理的引き金とは。「『手をあげろ!』でお金をもらう」前編。

こんにちわ、まさやんです。

人生に役立つかもしれない知識を
書籍からちょこっと拝借して、
備忘録代わりにブログを書いています。

 

さて、今回はどんなネタなんでしょうか。

「手を上げろ!」なんて物騒ですが・・。

 

それではどうぞ。

 


 

「誠実」という言葉を辞書で引くと、
「健全で道義的なさま。まじめ、正直、真心」
と書いてある。

そんなことは分かりきったことだ。

 

しかし、私は、もっと単純に、
誠実とは「有言実行」のことだと思っている。

言動が一致している限り、
人は誠実だ。

 

だから犯罪者にだって
誠実な人はいる。

正直でなくても
真心がなくてもいいのだ。

 

 

医者で起業家の友人がいた。

ただし、ビジネスウーマンとして優秀だったとは
言い難い。

彼女は多くの取引で失敗し、
しょっちゅう弁護士の世話になっていた。

弁護士たちにとってもまた、
彼女はいいカモだった。

 

ある日、
彼女は強盗に遭った。

拳銃を持った男が
車の横から近づき、

発進しようとしていた彼女の頭に
拳銃を突きつけて言った。

 

「命が惜しかったら金を出せ!」

 

迷うまでもない。彼女はお金を差し出した。

あとになって私にこの話をした彼女は、
「その男は誠実そのものだった」と言った。

「男は欲しいものを要求し、
私はその要求に応えた。

そうしたら逃がしてくれたわ。

私が雇っている弁護士連中より
ずっとマシよ」

 

 

何を言ったとしても
言ったことは守らなければならない。

こうすると言ったことは
守らなければならない。

こうすると言ったら
実行すること。

 

良いサービスを提供すると言ったら、
良いサービスを提供すること。

要するに「有言実行」「言行一致」だ。

 

 

私の良き友人で、ベストセラー『愛と恐れ』
(ジェラルド・G・ジャンポルスキー著、ヴォイス刊)

の著者ジョリーは、「誠実」を「考え、言葉、行動、
に矛盾がないこと」を定義している。

 

お客は相手の話し方を見て、
どの程度誠実な人なのかを素早く感じ取っている。

ときには、それ以上に微妙なことも
感じ取ってしまうのだ。

 

プレゼンテーションで話したことに
矛盾があったら・・・・

何の裏付けもない主張をしたら・・・、
分を超えた発言をしたら・・・、

お客に簡単に気づかれてしまうだろう。

 

お客には信用され好意を
持たなければならない。

せっかくの信用や信頼、
好感が間違いなく崩れる要因が、
言行の不一致なのだ。

 

誠実かどうかは、
たとえばショールームを見て分かる場合がある。

いくら広告で、
クリーンなイメージを打ち出しても、

商売している場所が散らかり
雑然としていたら、

私の言う「誠実=言行一致」から
はずれている。

 

高級品を販売する人が
ジーンズをはいてたら、
言行一致とはいえない。

 

格安商品を売っている人なら
話は別かもしれないが。

 


今回は以上です。

続きは次回ですね。

 

確かに言ったことと、
行動が不一致だと

コイツ信用できないじゃん、
となり、

さらに、
それが第一印象で受け止められると
覆すのにかなりの労力を要します。

 

 

引用先:
著書名:シュガーマンのマーケティング30の法則
お客がモノを買ってしまう心理的トリガーとは
著者:ジョセフ・シュガーマン

監訳:佐藤 昌弘あ
翻訳:石原 薫
出版元:フォレスト出版

より一部抜粋