こんにちわ、まさやんです。
人生に役立つかもしれない知識を
書籍からちょこっと拝借して、
備忘録代わりにブログを書いています。
今回は「怒り」という感情について。
職場で、
自分の「怒り」を平気で他人に
向ける同僚がいた。
自分の怒りを
コントロールできないんだ、と
その人には軽蔑の念しか感じなくなる。
距離を置き始め、
話をする回数も自然に減り、
協力することも以前ほどなくなった。
他人様を怒鳴ってもみても
何一ついいことはないと思う。
ということで、
今回は感情の一つ、
「怒り」及び「怒りのコントロール」について学びます。
それではどうぞ。
”「怒り」とは
自分が物理的。精神的・社会的に
攻撃されたと感じ、冷静さを失っている状態。
「眉間にしわが寄る」
「目がつりあがる」
「口角が下がる」
などの表情の変化に伴い、
「血圧が下がる」
「動悸が激しくなる」「震える」
といった身体的反応が起こることが多い。
■怒りの原因には、複雑なものが多い
人が怒りを覚える原因には、
「誰かにいきなり殴られる」といった
単純なものもありますが、
たいていはもっと複雑です。
例えば、「利害の一致する仲間や、
信用していた人から裏切られて怒る」という場合、
「その人と利害が一致する(その人が信用に値する)」
「その人に裏切られたと判断する」
「その裏切りによって。自分が害をこうむったと
判断する」といった、
高度な情報処理の積み重ねがあって、
初めて人は怒りを覚えます。
なお、人間は仲間に裏切られたとき、
敵に攻撃されたときよりも
大きな心理的ショックを受けます。
それは「その人は仲間であり、
裏切るはずがない」という
ブリーフシステム(個々人が強く信じて
疑うことのない固定的な思考=信念のこと)
に反する、
「ありえないと思っていた」出来事だからです。
■怒りのメカニズム
「自分が何らかの攻撃を受けた」と
脳が判断すると、怒りが生まれます。
怒りの感情はたいてい、
大脳辺緑系の扁桃体によって増幅され、
その情報が視床下部に伝わると、
ノルアドレナリンが分泌され、
交感神経が活性化し、
血圧の上昇、心拍数の増加、
気分の高揚などが起こります。
寝る前に、その日にあった腹の立つ出来事を
思い出すと、
頭に血がのぼって
眠れなくなったりするのは
そのためです。
一方、怒りによって大脳辺緑系が活性すると、
前頭前野の働きが抑えられ、
IQが下がって、冷静な思考ができなくなります。”
以上です。
次回は「怒り」をコントロールする方法です。
引用先:
著書名:「感情」の解剖図鑑
仕事もプライベートも充実させる心の操り方
著者:苫米地 英人
出版元:誠文堂新光社
ネガティブ感情 「怒り」より
より一部抜粋