みなさん
こんにちわ
第三回目です。
それではさっそく行きましょう。
「ホウ・レン・ソウ」に厳格で、
挨拶を待つ上司が支配する世界
~ 一部省略 ~
しばしば、
若手ビジネスピープル向けの本などで、
「報告・連絡・相談は
社会人の基本だから、しっかりするように」
といった内容のことが書かれます。
これは社会人の所作として
間違いありません。
ただし、これはあくまでも部下側が
自発的に持つべき心構え出会って、
上から押し付けるものではありません。
それなのに、
職場におけるコミュニケーションについて、
「部下からのホウ・レン・ソウが一番重要だ」
という意識が強い上司がいて、
部下との適切な関係を構築できていない
ケースが多すぎます。
「部下からのホウ・レン・ソウが一番需要」——。
この意識を持っているということは、
「報告・連絡・相談」を部下に任せて、
自分からは能動的なコミュニケーションを
図る気がないということだからです。
自分から部下とのコミュニケーションを
放棄してしまっているのと同じです。
コミュニケーションで重要なのは
双方向からの働きかけです。
これを一方にだけ押し付けて、
自分は「来るものを待つだけ」という
心のあり方自体が大きな問題をはらんでいます。
このような上司に限って、
「なんで自分から挨拶しなくちゃいけないんだ、
挨拶は部下からするものだ」と思っていることが多く、
事実、朝の職場で顔を合わせたとしても
自分から声をかけることはありません。
挨拶に、上下関係などありません。
先に気づいた人から
声をかけるのが基本です。
この「挨拶を待つ上司」と、
「ホウ・レン・ソウが
一番大事だと唱える上司」は、
その特徴をあわせもっているケースが多く、
彼らが支配することによって
「心が折れる職場」になりやすくなる
相関性があると思っています。
彼らは、「何か問題が起これば、
部下から報告に来るだろう」と
街の姿勢になっていて、
報告や相談が遅れて問題が
大きくなった場合には、
「なぜ、もっと早く報告しないんだ」
と部下を責めることで自分の責任を
放棄します。
本来上司は、
いち早く異変やリスクを察知して、
早めの問題解決にあたるのが役割です。
当然日頃から順調に仕事を行っているか、
困ったことはないかなどを気にとめ、
上司から声掛けを行うことも
同じように大切なはずです。
以上です。
いかがでしょうか。
部下から挨拶されて当然って・・・、
唖然としましたが。
そのような方ほど、
すでに部下から
人間として点数をつけられているとは、
夢にも思わないのでしょうね。
それでは、失礼します。
次回はどうすれば解決するのか、
解決の一つのヒントを掲載します。
お楽しみに。
以下の書籍より一部抜粋
参考図書
著書:「心が折れる職場」
著者:「見波 利幸」
出版元:「日経プレミアシリーズ」