話すことは
立派なアウトプットのようですが、
内容も大事ですよね。
それでは、
悪口はどうなのでしょう?
どうやら口から
出してはいけないようです。
それではどうぞ。
「話す」
悪口はネガティブ人生の始まり
思っていることを言葉に出して
「話す」ことはアウトプットになるので、
「話す」ことは推奨されることですが、
「悪口」をいうのだけはやめたほうが
いいでしょう。
なぜならば「悪口をいう」ことは、
百害あって一利なしだからです。
(1)ストレスホルモンが増える
悪口を言うのは「ストレス発散」を目的に
しているのかもしれませんが、
悪口を言うとストレスが増えることが
明らかにされています。
東フィンランド大学の研究では、
平均年齢71歳の1449名に
ある調査を行いました。
一人ひとりに、
普段どれくらい
ゴシップを流したり、
人を批判したり、
意地悪な態度を取っているのか
質問をしました。
その結果、悪口や批判が多い人は、
そうでない人に比べて、
認知症になる危険性が
3倍も高いことがわかったのです。
また、別の研究では、悪口を言うと、
ストレスホルモンであるコルチゾールが
分泌することがわかりました。
長期にコルチゾール高値が続くと、
身体免疫力を低下させ、
さまざまな病気の原因となります。
コルチゾールというのは、
ストレスがかかった時に出るホルモンです。
つまり「悪口をいう」ことは、
ストレス発散ではなく、
逆にストレスになるということ。
また、悪口を言い続けると、
認知症などの病気になる
リスクが高まるのです。
(2)人間関係が悪化する
アウトプットは記憶の強化です。
居酒屋で「課長が嫌い!」と、
課長のアラ探しで盛り上がるのは、
「課長が嫌い!」という記憶、
感情を強化します。
多くの人は、「悪口は、本人の前で言わないから
大丈夫」と思っているかもしれませんが、
人間は非言語的なメッセージによって、
言葉に出さないことも伝えてしまうので、
「課長が嫌い!」という思いは、
確実に相手に伝わります。
結果として、課長のあなたに対する
態度や評価はより厳しくなり、
人間関係はさらに悪化します。
(3)悪いところ探しの名人となる
悪口を言い合う。
それは、人の短所、欠点、悪いところを探して
アウトプットする訓練をしているのと同じです。
つまり、日常的に悪口を言い合っていると、
「悪いところ探しの名人」になります。
他人の悪いところが
目に付くようになるだけではなく、
自分の短所、欠点、悪いところにも
目が行くようになるのです。
「悪口をいう」ことは、
「ネガティブ思考」のトレーニングなのです。
ポジティブ思考があなたの人生を
プラスに変えていくことは
すでにお伝えしましたが、
ネガティブ思考はあなたの人生に
ブレーキをかける。
何をやってもうまくいかない人生を、
自分で作り出すことになるのです。
以上です。
一番怖いのが
”人間は非言語的なメッセージによって
言葉に出さないことも伝えてしまう”
という箇所ですね・・。
参考にした文献です。
著書名:「学びを結果に変えるアウトプット大全」
著者名:「精神科医 樺沢 紫苑」
出版元:サンクチュアリ出版