学んでもそれを生かさなければ意味がない。そこで「学びを結果に変えるアウトプット大全」1回目。

いくら新しい知識を学んだとしても
それを発揮する場が無ければ
宝の持ち腐れかもしれませんね。

効果的にアウトプット出来ないだろうか?
そんなあなたにお勧めの本があります。

それでは、行きましょう。




~自己成長とアウトプットの関係~

「月3冊読書をする人」と「月10冊読書をする人」では、
どちらが成長すると思いますか?

ほとんどの人は、「本をたくさん読むと、いろいろな
知識を身に着けることができるので自己成長できる」
と思っているでしょう。

しかし、それは間違いです。

インプットの量と自己成長の量は、
全く比例しません。

重要なのは、インプットの量ではなく、
アウトプットの量なのです。

たとえば、「月3冊読んで3冊アウトプットする人」と
「月10冊読んで1冊もアウトプットしない人」とでは、
どちらが成長するでしょうか?

間違いなく「3冊読んで3冊アウトプットする人」
つまりアウトプット量が多い人です。

なぜなら、いくらインプットしても
アウトプットしない限り、
記憶として定着しないからです。

「自分はちゃんと本を読んでいるから、
そんなに忘れるはずがない」という人は、

本棚にある本を適当に1冊分取り出して、
その内容を5分で説明して下さい。

5分で説明できるのなら、
その内容を記憶しているし、
知識が定着している、
身についているということ。

しっかりと自己成長の糧となっています。

もし説明できないとすれば、
それは内容を覚えていないということ。

記憶に残っていないのなら、
何の役にも立っていないといことです。

以前、私はある実験をしました。

170万部を超える大ベストセラー
「嫌われる勇気」(岸見一郎・古賀史健著、ダイヤモンド社)
を読んだことのある30人に、

「アドラー心理学とはどんな心理学ですか?」
と質問しました。

的確に答えられたのは、
たったの3人でした。
わずか1割です。

ほとんどの人は、
「えーと」と言ったきり無言になりました。

約9割の人は読書をしたり、
講義を受けたりしても、

「わかったつもり」になっているだけで、
実際は知識として記憶に定着していないのです。

つまり、インプットはただの「自己満足」。

「自己成長」はアウトプットの量に比例するのです。


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以上となります。

勉強はしたけど
きっちりアウトプットはしているか、
と問われたら・・・、
あまり自信がないですね。

文章を引用した著書です。

著書名「学びを結果に変えるアウトプット大全」
著者名 樺沢 紫苑 (精神科医)
出版元 サンクチュアリ出版

それでは第2回を
お楽しみに。