初対面での重苦しい沈黙を瞬時に笑顔に変える雑談力。少しでもアップしたいと思うけど、一体どうすれば? そんなあなたへ。「雑談力が上がる話し方。」より、其の弐。

こんにちわ、
まさやんです。

雑談力、
上げたいものですね。

ということで、

まず基本なルールから
ご案内します。

 

「へ?雑談のルール?
そんなのあるの。」

と思われたあなた、
これが結構あなどれません。

5つのルールのうち
2つほどご紹介します。

 

それでは、どうぞ。

 


雑談のルール①
雑談は「中身がない」事に意味がある

 

「要件さえ伝われば、
それでいいじゃないか」

確かにそれはそうでしょう。

しかし、「要件しか話せない」のでは
世の中を渡っていくことは出来ません。

 

「雑談=中身の無いムダ話」は正解ですが
「雑談=必要の無い話」というのは大きな間違い。

雑談には「中身が無い」からこそ
する意味があるのです。

 

では、中身のない、ビジネスに関係の無い
雑談が持つ意味とは何か。

たとえばそれは、
以降の商談をスムーズに運ぶための
”地ならし”的役割です。

雑談というのは人間関係や
コミュニケーションにおける
”水回り”的な役割を持っています。

分かりやすく言えば
若い人たちやお笑い芸人たちがよく言う

「空気読めよ!」の”空気”
コレを作るものが雑談です。

その場にいる人たちと同じ空気を共有するため
場の空気を作るために雑談があるのです。

 

雑談とは、家における水回りのごとく
人間関係を気詰まりなく

スムーズに動かしていくために不可欠な
コミュニケーションのファクターなのです。

 

 

 

雑談のルール②
雑談は「あいさつ+α」でできている

 

あいさつは雑談をするための
絶好のキッカケになります。

ただ注意してほしいのは
あくまでもキッカケだという点。

つまり「あいさつ=雑談」
ではないのです。

 

いつもの型どおりのあいさつが
「雑談」に成長・成立するかどうかは

あいさつを交わした「あと」に
かかっています。

「おはようございます」
「朝晩は冷え込みますね」

「景気はどうですか」
「いや、よくないですね」

「儲かりまっか」
「いやぁ~、ボチボチでんな」

 

これではまだ、ただのあいさつレベル。

ここから雑談に発展させるには
このあとに”もうひとネタ”
プラスαが必要になります。

 

例えば朝、出勤時に近所の人と
すれ違ったとしましょう。

最初はもちろん
「おはようございます」とあいさつ。

さて、ここからです。

あいさつのほかに一言
ちょっとした話題を付け加えてみましょう。

何でもいい、そのときにたまたま目に付いた
事でもかまいません。たとえば・・・、

 

「あれ、ここの店、改装中になっていますね」
と言った感じで、ひと言プラスしてみます。すると・・

「ああ、来週、新しい居酒屋が
オープンするらしいですよ」
と相手の言葉が返ってきます。

 

「また若者向けのチェーン店ですかね」
「どうでしょう。静かに飲める店のほうがいいんですけどね」
「開店したら、一度は様子を見に行かなきゃ」
「じゃあ、その時はご一緒に」
「いいですね、ぜひ」

これだけで、ただのあいさつが
「雑談」になりました。

あいさつのあとで交わす
プラスαのほんの少しのやりとり。

時間にして5~10秒程度でしょうか。

でもこのたった5秒、プラスαの、
あいさつ以外の言葉があるだけで

お互いに相手に対する感情は
大きく変わってきます。

気持ちが打ちとけて
「あの人は感じがいい人だ」
となるものです。

 

あいさつプラスα。

もっとも簡単で誰もが始めやすい
雑談の基本スタイルです。

 


 

以上です。

 

ちょっとしたことで
雑弾力って上がるものですね。

雑談をするには
ルールを踏まえて
話をしていきましょう。

それでは、

次回は雑談のマナーを
ご紹介します。

 

「マナーもあるんかいっ!」
と考えたあなた、

実はあるんです・・。

 

次回をお楽しみに。

 

 

 

著書名:「雑談力が上がる話し方
30秒でうちとける会話のルール」
著者名:斎藤 孝 (明治大学教授)
出版社:ダイヤモンド社

より一部引用いたしました。