こんにちわ、まさやんです。
エッセンシャル思考の最終回です。
※エッセンシャルとは
必要不可欠な、欠かすことのできない
という意味です。
それでは
どうやってエッセンシャル思考を
実践するのか
今回はその方法です。
それではどうぞ!
キャンセルー過去の損失を切り捨てる
この世のトラブルの半分は
イエスを言うのを焦りすぎ
ノーを言うのを渋りすぎることからくる。
- ジョシュ・ビリングス(作家)
~途中省略~
「サンクコストバイアス」とは
すでにお金や時間を支払ってしまった
という理由だけで
損な取引に手を出し続ける
心理的傾向だ。
「ここでやめたら今までの投資が無駄になる」
と思う余りに、
望みの無い投資を重ねてしまう。
これが悪循環を生み
投資額が増えれば増えるほど
抜け出すことが難しくなる。
~途中省略~
こうした例はいくらでもある。
最近アメリカで話題をさらった
ヘンリー・グリボムという
男性のエピソードもそうだ。
彼はコツコツと貯めてきた2600ドル
の貯金を
お祭りのゲームに全額費やしてしまった。
景品として手に入れたのは
大きなバナナのぬいぐるみひとつ。
いったんゲームに手を出すと止まらなくなって
家から全財産を持ってきたと言う。
「お金を払ったのに
手ぶらで帰るわけにはいかないと思って
どんどんエスカレートしたんだ。
結局大損に終わってしまったけどね。」
お金を払えば払うほど
やめられなくなるという
典型的なサンクコストバイアスだ。
~途中省略~
非エッセンシャル思考の人は
こうした悪循環にはまり込みやすい。
だがエッセンシャル思考の人は
勇敢に自分の過ちを認め
悪循環を抜け出すことが出来る。
サンクコストにとらわれず
駄目な行動をすっぱりと切り捨てるのだ。
~途中省略~
上手に手放すテクニックを身に付ける
困ったことにこういうバイアスは
品物だけでなく行動についても当てはまる。
たとえば、
自分がリーダーをつとめるプロジェクトは
たとえ利益が出ていなくても存続させたい。
自分が主導している企画からは
なかなか手を引きたくない。
行動やプロジェクトが
「自分のもの」だと感じるとき
そこから離れることは
ひどく難しくなるのだ。
そんなときに
役立つヒントを紹介しよう。
●持っていないフリをする。
心理学者のトム・スタッフォードは
授かり効果に対する強力な対抗策を
紹介している。
「どれくらい価値があるか?」
と考える代わりに
「まだこれを持っていないとしたら
手に入れるのにいくら払うか?」
と考えるのだ。
仕事やその他の活動でも
同じテクニックが使える。
たとえば思わぬチャンスが
舞い込んできたとき
「このチャンスを逃したらどう感じるか?」
と考える代わりに
「もしもまだこのチャンスが手に入っていなかったら
手に入れるためにどれだけのコストを
払うか?」と考えるのだ。
あるいは長期化しているプロジェクトに対して
「もしもまだこのプロジェクトに参加していなかったら
参加するためにどんな犠牲を払うか?」と考えるのだ。
●失敗を認め、成功に向かう
昔の友人に、
道を尋ねるのが大嫌いな人がいた。
道に迷った事実を認めたくないからだ。
自分で何とかしようと動き回り
結局よけいに深く迷い込んでしまう。
典型的な非エッセンシャル思考である。
自分の失敗を認めたとき
初めて失敗は過去のものになる。
失敗した事実を否定する人は
決してそこから抜け出せない。
失敗を認めるのは恥ずかしいことではない。
失敗を認めるということは
自分が以前よりも賢くなったことを
意味するのだから。
●ゼロベースで考える
会社や部門で予算を立てるとき
普通は前年度の実績をもとにして考える。
だが、前年度までの予算を無視して
ゼロから考えるという方法もある。
「ゼロベース予算」というやり方だ。
手間のかかるやり方だが
メリットも大きい。
現状にとらわれず
効率的なリソース配分が出来るし
過大な予算申請に気づきやすい。
業務の非効率な点も見えてくるし
各部門が予算の利用目的を明確に意識できる。
こうしたゼロベースの考え方を
自分の仕事や生き方にあてはめてみよう。
例えば、今の時間の使い方をいったん忘れて
何も予定の無い状態にする。
そして今日やるべきことを
ゼロから考えてみる。
これはお金の使い方や
人間関係など、
あらゆることに応用できる。
まっさらな状態から
時間やお金やエネルギーの使い方を
あらためて考えてみよう。
ただ、惰性でつづけていることは
すぐにやめるべきだ。
以上です。
エッセンシャル思考いかがですか?
徹底して選択を
し続けるということなのでしょうか?
お金もかからず、
習慣として身に付けば
かなり強力な思考法になると思います。
私も少しずつ
取り入れてみようかな・・。
それでは、また次回。
失礼致します。
著者名:エッセンシャル思考
最小の時間で成果を最大にする
著者名:グレッグ・マキューン
訳:高橋 瑠子
出版元:かんき出版
より一部引用しました。